富山駅付近の連続立体交差事業で富山地方鉄道の高架化工事の総事業費が当初見込みから81億円増えて205億円となり、完成も2年遅れの2028年度となると、予算特別委員会での私の質問に対する答弁で明らかになりました。
工事は電鉄富山駅から東側1キロ区間が対象で、地鉄本線約700メートルを高架化するもので、5月20日本体工事に着手しています。当初は総事業費124億円で、2026年度の完成予定でした。
近接する仮線や北陸新幹線の運行に配慮した安全対策から作業が深夜に限られることや、工法も見直し、資材価格や人件費の上昇によるものです。
県や富山市は、連続立体交差事業で、鉄路による南北の分断解消を図るため、富山駅横断東線の新設、堀川線の拡幅と平面化、いたち川沿いの区画街路第503号線の拡幅工事は富山地方鉄道の高架化後に着工することにしており、道路の整備時期の遅れも確実で、事業が目指す「南北一体のまちづくり」への影響は大変残念ながら避けられそうにもありません。